一人遊びができない子の家庭の特徴TOP5!家事・仕事がはかどらないのは親のせい?

↑動画でも解説しています。

困ったメェ!うちの羊平が全く一人で遊んでくれないメェ。これじゃ、仕事も家事もまったくできなくて困っているメェ

そういう悩みがあるパパやママは多いでしょう。かといってYouTubeやゲームに頼るのもなんかイヤですよね。

羊平もYouTubeを見せれば大人しくしてくれるメェ。でも動画ばかり見せるのは良くないって聞くメェ

「子供が家事をしてくれないから仕事ができない!」、「家事がぜんぜんはかどらない!」こう言った悩みがある親御さんは多いでしょう。

子供が1人で遊んでくれれば、自分の時間も取れますし、家事や仕事もできます。

また、一人遊びというのは乳幼児期の子供にとって非常に重要です。一人遊びというのは、集中力が養われ、自主性や想像力が育まれるメリットもあるのです。

逆に一人遊びがなかなかできない子供は、自信を失ったり無気力に育つこともあるので要注意です。

今回は子供が1人で遊べない子の家庭の特徴を紹介しましょう。

遊んでいる時に声をかけてしまう

遊んでいる時に声をかけてしまう

例えば、子どもがお絵かきをしている時に、「すごい!こんな色使えるんだね」とか、「何描いてるの?」などと、声をかけてしまう事があるとおもいます。

ただ、子供がせっかく集中している時に声をかけてしまうと、すぐに集中が切れてしまいます。

これを繰り返していると、子供の集中力が養われなくなり、一人で遊べない子になってしまうのです。

また、乳幼児期の子供の集中力は長くは続きません。

乳幼児期の子供の集中できる時間の目安

3歳:4~7分

4歳:5~10分

5歳:6~15分

どんなに長くても15分程度して持続しません。

ただでさえ集中するのが難しい乳幼児期の子供なのに、声掛けをしてさらに集中できる機会を潰してしまっている親も少なくありません。

また、普段、頻繁に声掛けをしているのに、仕事や家事の時だけ声掛けを止めたらどうなるでしょうか?

子どもは不安になってしまい、余計集中できなくなってしまいます。

一緒に遊んでいる時でも、子供が集中し始めたら、声をかけないようにするのがポイントです。

子供がお絵かきをしているときに、褒めてあげたいときどうするメェ?ずっと黙っているメェ?

途中で子供から話しかけてくるタイミングがあると思います。
このよう子供の集中が切れた段階で、思いっきり声をかけてあげましょう!

すぐに親が離れてしまう

親がすぐに離れてしまう

すでに解説したように、基本的に子供が集中したら話しかけないようにしましょう。

ただ、逆に親がすぐに子供のそばを離れてしまうのも問題です。

子供がちょっと遊び始めたら、すぐに離れてしまうと、子供は親を探し始めてしまいます。
このように、子供が不安になってしまうと、当然遊びに集中できません。

どうやったら、子供が集中しているって分かるメェ?

子供が集中しているかが分かる瞬間があります

子供が集中しているかの判断

「子供が集中したら声掛けをしてはいけない」、「子供が集中する前に離れてしまってはいけない」と言われても、どうやったら子供が集中している事が分かるのでしょうか?

一番若いりゃすい判断材料が「独り言」です。

子供が独り言を始めたら集中しているサインだと捉えて良いでしょう。

なにか喋っているのに、本当に集中しているメェ?

子どもは頭の中の情報を整理するのに、大人以上に脳を使います。脳がまだ未発達なので、遊びながらいろいろ想像したりする時に、言葉にだしながら情報を処理します。

そのため、集中している時こそ、独り言を言い始めます。

独り言を始めたら集中していると思っていいでしょう

まとめると、独り言が始まる前は声掛けなどをして一緒に遊ぶ
独り言が始まったら集中していると判断し静かに離れるのが良いでしょう

離れるときの注意点

子供が集中してそばを離れる時の注意点として、声をかけないようにしましょう。
例えば、「ママ、お皿を洗ってくるからね」とか「夕飯の準備してくるね」など、このタイミングで声をかけてしまうと、集中がすぐに切れてしまいます。

そのため、子供のそばを離れるときは、何も言わずに静かに離れましょう!

こどもの事をなんでも決めてしまう

子供の事をなんでも決めてしまう

例えば、服を買う時、ついつい「こっちの方が可愛いから」などの理由で親の好みで選んでいませんんか?

また、お出かけの時も「今日はこの服を着ましょう」とか、「今日はこの公園で遊びましょう」とか親がなんでも決めてしまうことがあると思います。

このように、親がが何でも決めてしまうと子供の自主性が育たなくなります。

どうして親が決めてしまうと自主性が育たなくなるのか?

子どもは1歳半ぐらいになると、しっかり自我がでてきます。

つまり、自分の考えがあるのに、すべてを親に決められてしまうと、自分の考えを否定された気がしてしまうのです。

また、親から何でも指示され続けると、親の指示を待つようになっていきます。

自立心がなくなり、自分で何か発想しようとしなくなるのです。

遊びの時も要注意!親が口を出さない

例えば、塗り絵をしているとき、「ライオンさんは黄色だよ」、「象さんは灰色だよ」、「こっちの色の方がきれいだよ」など、親が口を出すのも危険です。

ブロックをやっているときも、当然子供なので上手く積めないこともあるえでしょう。
そんなときに、「こうやってブロックを積んだ方が崩れないよ!」など、失敗しないように助言することも止めましょう。

せっかく自分で一生懸命考えているときに、親に何か言われてしまうと「自分の考えってダメなのかな」と思ってしまいます。

子供に決めさせることが出来ない時は?

なんでも子供に決めさせるのは無理があるメェ
外が寒いのにお気に入りの半袖の服を選ぶかもしれないメェ。おもちゃを買う時も値段の高いのを選ぶかもしれないメェ

出来る限り子供に決めさせることが大事ですが、場合によっては子供に決めさせることができない場合もあると思います。

子どもの服を買う時なども、親は値段や品質などを気にしますが、子供はそんなこと全く気にしません。

こんな状態で子供に決めさせるのは難しいでしょう。

そんな時は、選択肢を用意してあげると効果的です。

完全に「これにしましょう!」と決められてしまうと、自分の考え否定された感じがします。
しかし、「この服とこの服だったらどっちがいい?」のように選択肢を与えられたらどうでしょうか?

自分の気持ちを尊重してくれている感じがすると思います。

他にも、お風呂に入る時も「早くお風呂に入りなさい!」だと、ただ一方的に命令されている感じがします。

「今日はパパとママ、どっちのお風呂に入る?」「ご飯の後と前、どっちにお風呂に入る?」などちょっとした選択肢を与えてみましょう。

手先を使って遊ぶ経験が少ない

手先を使う機会を与える

手は第2の脳と言われるぐらい頭の発達にとって重要です。

子どもは手先を使うと脳が活性化するので、集中力が向上し一人遊びができるようになります。

手先を使う遊びの例

ブロック、パズル、お絵かき、折り紙、ねんど遊び、新聞を破る、シール貼りなど

基本的に子供が好きになってくれればなんでもOKです。

また、遊びだけでなく、料理を手伝ってもらうなど、日常的にお手伝いをしてもらうのもよいでしょう。
小さい子供の場合できる事が少ないですが、玉ねぎの皮むきや、ゆで卵のカラむきなどを手伝ってもらうも効果的です。

日常生活のなかで、手先を使う経験を増やすことで集中力がアップし一人で遊べるようになります。

手先を使う遊びは自己肯定感の向上にも役に立つ

指先を使う遊びが、たくさんできるようになるとできる事が増えて自信につながります。

例えば、折り紙で鶴を折ったり、パズルを完成させたりすると、これらが成功体験につながります。

物事に対して自信につながり、自己肯定感の向上にも役に立ちます。

子どもの自己肯定感を高める方法については下記の記事でも紹介しているので参考にしてください。

自己肯定感の高い子どもの親の特徴 褒めるだけは逆効果!自己肯定感の高い子どもの親の特徴とは? 子どもの自己肯定感は、親の行動が大きく影響します。また、子供の一生を左右するほど、重要な要素と言えるでしょう。自己肯定感が低いと、「自分はダメな人間だ」「どうせ失敗するからやめておこう」と挑戦しなくなります。逆に自己肯定感が高い子供は失敗しても動... 2024-03-28

手先が上手く使えない?体を使う機会が少ないかも

「うちの子がなかなか手先を使った遊びができない」「同じ年齢の他の子と比べて不器用な気がする」こんな悩みをもっている親も多いでしょう。

指先が上手く使えない子供の原因として、体を使う機会が少ないことがあげられます。

近所の公園でもいいので、頻繁に連れて行ってジャングルジムや滑り台などで思いっきり遊ばせましょう。

体を動かすことで、指先が発達するようになります。

指先が発達すれば、手先を使う遊びができるようになるので、脳がより発達します。

幼稚園、保育園によっては外遊びが少ない施設もあります。
幼稚園が終わった後や、お休みの日など積極てきに外に連れ出して体を動かす機会を増やしましょう

子供が失敗しないように先回りしてしまう

過保護・過干渉

多くの親がやってしまう子育てで、過保護・過干渉になってしまうことがあります。

すでに紹介した、「遊んでいるときに声をかける」、「親が何でも決めてしまう」と言ったことも過保護・過干渉と言えるでしょう。

子どもが失敗する前に先回りして手助けをしてしまうと、「子供が失敗する」という貴重な経験を奪ってしまうことになります。

子どもは失敗することで多くの事を学びます。

例えば、ブロック遊びをしているときに、土台よりも大きなブロックを積んでしまうと崩れてしまうでしょう。
そんなときに、すぐに「小さいブロックを積めば上手くいくよ」と手伝ってしまうと、「ブロックを崩してしまう」という貴重な経験を奪ってしまいます。

また、遊び以外にも、「転んだらすぐに抱き上げる」「子供が泣いたり、怒ったりしたときにすぐに応じてしまう」と言ったことにも注意しましょう。

親がすぐに手助けをしてしまうと、常に親に助けを求めるようになってしまい、助けてもらわないと何もできない子になってしまいます。

一人遊びができなくなるだけではなく、自己肯定感や自立心にも悪影響を与えてしまいます。

自分でできないことを一生懸命やろうとしている時はなるべく見守りましょう。
助けるとしても横でお手本を見せる程度がいいです。

子どもへのNGな声掛け!「ダメ」

子どもへのあまり良くない声掛けとして「ダメ」があげられます。

「危ないからダメ」「汚れるからダメ」と、何でもかんでも禁止されてしまうと、自分から率先して行動しなくなってしまいます。

仮に危険なことであっても、「これをやりたっかんだね」と一旦気持ちを受け止めてあげましょう。

その上で、「手を切ったら危ないからね」などと、きちんと危険な理由を説明してあげます。
小さな子供であっても、根気よく理由を説明してあげれば、いずれ分かってくれます。

危険なことをやろうとしたときであっても、挑戦しようとした事は認めてあげましょう。

危険なことであっても、普段より少しだけブレーキを踏むのを遅らせる気持ちで接すれば子供の脳の発達にプラスになります。

子供が大けがしたらどうするメェ!

もちろん大けがして取返しのつかないことになってはいけません。ケースバイケースですが、ちょっとしたかすり傷を負う程度であれば、リスクを背負って危険なことに挑戦さえる価値はあるかもしれません。

こんな時は手伝ってあげる

出来る限り過干渉・過保護にならないように子育てをすることは大切です。
しかし、逆に手伝ってあげた方が良いケースもあります。

それは、子供が当たり前にできる事を、やってもらえるように求めてきた時です。

例えば、お着替えが当たり前にできるように子供でも、「ママ、やって!」とか「これできない!」と言い出すこともあります。

当然、すでにできる事なので、「自分でやりなさい!」と言ってしまうでしょう。

しかし、このようなケースでは逆に手伝ってあげた方が良い結果を生む場合もあります。

なぜかと言うと、当たり前できる事を求めてくるのは、ただ単に親に甘えたいだけです。
こんな時は、思いっきり甘えさせてあげましょう。

子どもは本来、自分で出来ないことであっても自分でやりたがります。
しかし、甘えたいので、自分でやりたがらないことがあります。

特に、弟や妹がいる上の子に良く起きる現象です。
普段、親が、下の子ばかりに気を取られて、上の子は愛情を感じにくい状態になってしまいます。

背一杯甘えさせてあげて、愛情を注ぐことで、自然と自分でやりたがるようになります。

まとめると、上手くできないけど、一生懸命やろうとしているときは助けずに見守ってあげましょう。
自分で当たり前にできる事を求めてきたときは、すぐに手伝ってあげるのが良いです。

一人遊びができない子の家庭の特徴、まとめ

今回は一人遊びができない子の家庭の特徴についてお話しました。

一人遊びができるようになると、集中力が向上し、自主性や想像力が養われます。

子どもが一人で遊べるようにするためには

  • 遊んでいるときに声をかけない
  • 集中する前に子供の元を離れない
  • 何でも子供の事を決めてしまわず、子供に選択肢を与える
  • 指先を使う機会を与える
  • 失敗する機会を奪わない。過保護・過干渉にならないように

また、子供に一人遊びをさせることに罪悪感を覚える親もいるでしょう。

今回のお話で、一人遊びをさせる事の重要性についてお分かりいただけたかと思います。

一人遊びができる子は脳が発達しやすく地頭もよくなることも多いです。

また、子供だけでなく、親が自分の時間をしっかりとって休まる環境ができれば、子育てに余裕が生まれ、よりよい子育て環境を作ることもできるでしょう。

そのため、一人遊びをさせることに罪悪感を抱く必要はありません。

 

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