子どもを勉強嫌いにする家庭の共通点!これをしなければ子供が勝手に勉強を始める
困ったメェ。娘のメイ子が「勉強なんてきらい!」と言って全く勉強しようとしないメェ。このまま小学生になったら学校の勉強についていけなくなるんじゃないかと思ったら、、、心配で夜も眠れないメェ。
羊二郎さん、お困りのようですね。実は一説では子どもが勉強嫌いになる原因は親にある!と言われていますが、羊二郎さん、心当たりは?
えぇ!?親のせい?うぅーん…メイ子には毎日欠かさず「勉強しなさい!」と言っているメェ。
いろいろと改善できるところがありそうですね。子どもが勉強嫌いになる親の特徴について一緒に見ていきましょう。
子どもが勉強を嫌がる姿を見ていると、親の方が将来について不安を感じたり、焦りを感じてしまったりしますよね。
子どもが勉強好きになるか、嫌いになるかは親の影響が大きく関わっているといわれています。
どんなに才能のある子どもでも、親の影響で勉強が嫌いになってしまうこともあるのです。
メェェー!!そんな重大なこと、ミーは知らなかったメェ。メイ子の勉強嫌いはミーのせいなのかメェ…
羊二郎さん、焦る気持ちはよくわかりますが、今は落ち着きましょう。実は、親の9割が知らずにやってしまっている「子どもが勉強嫌いになる関わり方」があるのです。
これからの長い人生で、全く勉強しないで生きていくという選択肢は限りなく0に近いですよね。
もし、子どもがその道を選んだとしても今の日本ではなかなか楽な人生はおくれないでしょう。
そうだとすると愛する我が子には、嫌々勉強と付き合っていくより勉強を好きになって楽しみながら学んでいってほしいですよね。
今回は子どもが勉強嫌いになる親の特徴について、3つのポイントをあげて説明していきます。
ということは、この3つのポイントに気をつければ、メイ子は勉強が好きになってくれるってことだメェ?
そういうことですね。それでは一緒に見ていきましょう。
YouTubeでも解説しています。
親が勉強が嫌い、勉強は苦しいものと思っている
羊二郎さんは、勉強が好きですか?
嫌いメェ
では、勉強に対してどんなイメージを持っていますか?
勉強は難しくて辛い、苦しいものだメェ。でも一生懸命やらないといけないものだと思っているメェ。
羊二郎さん、まずは親のあなたが「勉強=苦しい・辛い」という意識を変えていきましょう
なぜ、勉強しないといけないの?
子どもたちは一番身近な大人である親を通して、世の中を見ています。
親が何気なく発している「勉強って大変だよね」というワードを、子どもはしっかり吸収しているのです。
仕事で新しいことを覚えなければならないとき、ついつい
「あー、新しいことを覚えるって大変。勉強するの面倒くさい」
なんて言っていませんか?
反対に親が、
「勉強って、新しい発見や知らなかったことがたくさん知れて楽しいよね!」
そんなふうに口にしている家庭では、自然と子どもも勉強=楽しいものと意識するようになります。
羊二郎さんはなぜ勉強しないといけないと思いますか?
勉強しないとテストで良い点が取れないからだメェ。勉強ができないと将来就職するときに困ってしまうメェ。ミーはメイ子に困ってほしくないメェ。
確かに、今の日本で生きていくのに勉強して希望する職についてお金を稼ぐことは大切なことですが、羊二郎さんが言う「勉強しないといけない理由」はすべて「義務的」で楽しい気持ちにはなれないですよね。
じゃあこの質問にはどう答えるのが正解なんだメェ?
それでは一緒に見ていきましょう。
疑問に思ったことを一緒に調べてみよう
子どもからふとした瞬間に疑問を投げかけられることってありませんか?
「なんで葉っぱは色が変わるの?」
「なんで夜になるとお空は暗くなるの?」
このように子どもが質問してきたときはチャンスです。
「ママもわからないから一緒に調べてみようか。」
そう言って、図鑑を一緒にひらいたり、ネットで調べたりするのも立派な勉強です。
さっきまでわからなかったことが、調べたらわかるようになった!
「勉強するっておもしろい!」という経験をたくさんさせてあげられるかが自分で率先して学ぶようになるか、勉強嫌いになるかの最初の分かれ道です。
ふむふむ…ミーも勉強って楽しそうって思えてきたような気がするメェ。
羊二郎さん、ナイスです!まずは親の意識から改革していきましょう。
子どもの話をきかない
メェェー!メイ子が新しい鳴き方を教えたら何度も何度もミーの前で鳴いてみせるメェ。正直、同じことを何度も見せられることに飽きてきたメェ…
おっと、羊二郎さん。お子さんが覚えたてのことを何度も親に見せたり伝えたりするのはアウトプットと言って、とても大切な行動なんですよ。
アウトプット!?なんだメェ?
それでは説明していきましょう
子どもたちが保育園や幼稚園で覚えたことを何度も何度も親に話そうとすることはありませんか?
同じ話に対して
「もう聞いた話なんだけど…」
「あれ?私が教えたんだけどな。」
「何度も聞き飽きた…」
と思ってしまうかもしれませんが、これは、覚えたての知識を人に話すことで自分の中に定着させている大切な過程です。
勉強することの本来の意義は、覚えたことや身につけたことを必要な時に引き出して使えるようにすることですね。
そのためにも、子どもたちが新しく学んできたことをしっかりと聞いてあげてください。
大好きなママやパパに話すことで、ぐんぐんと知識が身についていきます。
幼児の効率的なアウトプットの方法
- 得た知識を、人に話して聞かせる
- 得た知識を、書き出してみる
「勉強しなさい!」と命令してしまう
羊二郎さん、メイ子さんに勉強してほしいと思った時、どのように伝えていますか?
「メイ子、勉強しなさい!」「勉強しないとダメな大人になるメェ!」と伝えているメェ。
・・・。
だめ…メェ?
大人になってからも、親しい人や職場の人から
「○○しなさい!」
「○○しないとダメでしょう!」
と言われ、なんとも嫌な気持ちになった経験はないですか?
子どもたちも、親や先生から
「勉強しなさい!」
「宿題しなさい!」
と言われると、
「今やろうと思ってたのに…」
「もうやる気なくなっちゃった。やーめた!」
と、さっきまであったやる気までどこかへ行ってしまいます。
これは、心理的リアクタンスと言って、人が生まれながらに持っている脳のメカニズムが作用するからです。
心理的リアクタンスとは?
何かに自分の行動の自由を脅かされたり、自由を奪われたと感じた時にその原因に対して反発・抵抗しようとする心理状態。
ということは、ミーの言葉がメイ子の勉強しようというやる気をゴリゴリと削り取っていたということメェ?
そういうことになりますね…
・・・・・
羊二郎さん、まぁそんなに落ち込まず、これからどう伝えたらいいのかを一緒に考えていきましょう。
どう伝える?勉強したくなる魔法の言葉
子どもたちは、親や先生に「勉強しなさい」「宿題しなさい」と命令されることで反発心がわき、勉強嫌いになってしまうことがわかりましたね。
それではどう伝えたら、子どもたちはやる気になってくれるのでしょう?
「勉強しなさい」という命令口調を
「このテレビが終わったら勉強するのはどう?」
と質問する形にしてみてください。
命令を提案に変えることで、やわらかい印象になるとともに自分の意志を尊重してもらえているという気持ちになり、反発心も和らぎます。
そして
「一緒にやろう」
という言葉は大人にとっても子どもにとっても魔法の言葉です。
自分だけがやらなければいけないという不満を、ママやパパが隣にいて一緒に勉強する環境で解消していきます。
これはチームワーク化と言われており、心理的に孤立しているという不安を、誰かと一緒にやることで解消し、学ぶ意欲が向上する心理が働くのです。
「大好きなママやパパが一緒に勉強してくれる。」
という安心感を子どもに与えてあげましょう。
必ずしも同じ勉強をする必要はありません。
勉強している横で、その時間だけはテレビを消して読書をするだけでも効果は絶大ですよ。
おすすめはリビング学習
子どもが勉強する場所には、子供部屋や家族が過ごしているのとは別の静かな部屋という選択肢がありますが、リビング学習は家族の存在を感じられるリビングルームで学習する方法です。
リビング学習のメリット
- 部屋を移動することなく勉強を始められるので、取りかかるまでのハードルが低い
- 家族の視線があるので、適度な緊張感がある
- 親の近くで安心感を感じながら取り組める
- わからないところを家族にすぐに聞ける
- 適度な雑音により集中力がアップする
特に、まだ1人の空間に慣れず、集中力が長くもたない幼児期は、親の存在を近くに感じながら安心して勉強に取り組める「リビング学習」が適しています。
まとめ
今回は勉強嫌いな子に育つ家庭・親の特徴についてみていきました。
親の声がけや関わりが大きく子どもに影響していることがわかりましたね。
勉強好きな子に育つ家庭・親の特徴
- 親自身が「勉強は新しい知識を得られる楽しいもの」という考えをもっている
- 子どもの話をしっかりと聞き、新しく得た知識をしっかりアウトプットさせられる
- 「○○しなさい」と命令はしない
- 親も一緒に勉強する姿勢で、子どもにとって楽しい学びの時間にしていく
「勉強しなさい!」と口を酸っぱくして言っていたママやパパも大丈夫です。
今日からこのポイントを意識して、勉強=楽しいマインドに変えていきましょう。
また、勉強以外の場面でもお子さんと「会話する」ことを意識してください。
会話をたくさんすることにより、子どもが今何に興味を持っているのかがわかります。
そうするとそこから生まれた疑問を一緒に解決したり、同じことを楽しむことで「ママやパパが自分のことをみてくれている」という安心感を子どもは得られます。
信頼関係をさらに強くすることで、この先大きくなって難しい問題にぶつかったとき、
「パパ、この問題一緒に考えてくれない?」
「ママ、わからないことがあるんだけど…」
と、相談しやすい親子関係が作られていきますよ。
「子どもが勉強嫌いで…」と困っているママやパパの悩みが少しでも解決に向かい、親子で学びを楽しめますように。